概要

竹内泰子
竹内泰子さんと125mm愛機

【竹内泰子さんと“ほしいづみ”】

 竹内泰子さん(1921〜2010)は、敗戦の1945年に神田天文研究会(日本天文研究会)に参加し、変光星観測、軌道計算を学び、アマチュア天文家として歩みだしました。その後天文界に人脈を広げ、生涯をアマチュア天文界の発展に尽くしました。

 彼女は自前の観測所を持つことを望み、彼女を助ける多くの星仲間、弟子たちの企画行動力があってこれが66才のときに実現し、観測所は“ほしいづみ”と命名されました。

 彼女は、晩年「過去には経験出来なかったような変光星観測の境地を知ること出来て大変うれしく思います」と語っています。

 

【ほしいづみ会の結成】

 “ほしいづみ”の土地施設を継承した星仲間は、2011年にこれを総有する任意団体を組織したが、なお一層の発展と資産保全を図るため法人化を意図し、2014年12月11日に”一般社団法人竹内記念ほしいづみ会”を設立しました。

 

 ほしいづみ観測所は、開設時から星仲間に会員制で解放され、天体写真、観測の分野でそれぞれ成果をあげるとともに、会員各自の自由な発想による星々との語らいの場となっています。